「CSからCSOへ」村上真理子が語る、キャリアの頂点を目指す女性に伝えたいこと
SalesforceのCSO(最高セールス責任者)として500人規模の営業組織を率いる村上真理子さん。一般職からの出発、2度の育休、そして役員就任までの軌跡。
キャリアに正解はないけど、諦めた時点でゲームオーバーという言葉は、インタビュー中で最も強い言葉だった。村上さんはそれを経験から言っていた。
Salesforceに新卒で入社した当時、村上真理子さんにはいつかCxOになるという目標は一切なかった。ただ、目の前の顧客の課題を解決することだけを考えていた。
その姿勢が評価を生み、営業チームのリーダーに、そして部門長に、と昇進を重ねた。途中、2度の育休を取得した。育休中も学び続けた。でも、それは義務感ではなく、戻った時に戦えるようにしたかったからと言う。
今、村上さんがOpinioのメンターをしている理由は過去の自分と同じ場所で悩んでいる人たちに、もう少し遠くを見てほしいからだ。
「ロールモデルが少ないことは、自分がロールモデルになるチャンスだと思うようにした。」
営業職のキャリアで、CSOになるために最も重要だったスキルは何ですか?
数字への執着と人を見る目の二つです。営業はKPIが明確なので、数字で証明するしかない。でも、組織のトップになるには、どんな人を採用・育成するかという判断がより重要になります。
私が一番時間をかけているのは、営業メンバーの1on1です。月に一度、30分ずつ全部長と話す。その会話から、組織の課題を早期に察知できる。
2度の育休を経てキャリアを続けた秘訣を教えてください。
Salesforceのカルチャーが良かった、というのは間違いないです。でも、もっと大事なのは自分のキャリアに対して誰よりも本気であるという態度を周囲に見せ続けることだと思っています。
育休から戻ったら、自分が抜けている間に変わったことを全部キャッチアップして、すぐに結果を出す。それを2回やることで、村上は戻ってもパフォーマンスが落ちないという実績を作れた。
メンターとして相談に来る方に共通する悩みはありますか?
これ以上上に行けるかどうかわからないという天井感を持っている方が多いです。特に、30代半ばで管理職になったけれど、そこから先のイメージが描けない方。
私が必ず聞くのは10年後の自分はどうなっていたいですか?です。案外、この質問に答えられない人が多い。
女性がリーダーシップを発揮するために、特に意識してきたことは?
女性だからという前置きなしに発言し続けることです。一方で、多様性に敏感であることはマネジメントの武器になります。チームに複数の視点が入ることで、盲点が減る。
次のキャリアを考えている方へ、一言メッセージをお願いします。
キャリアに正解はないけど、諦めた時点でゲームオーバーです。停滞しているように見える時も、実は準備期間であることが多い。
もし迷っているなら、一度だけ誰かに話してみてください。
CSOという肩書を持ちながら、村上さんは30分の相談に全力で向き合っていた。その姿勢こそが、キャリアの頂点まで上り詰めた秘訣なのかもしれない。
相談できるテーマ
CONSULTATION THEMESこのメンターが特に得意とするテーマです。相談時の参考にしてください。